3Dフライト専用 O.S.SPEED 91HZ-R 3D
瞬時に変化するパワーとトルクが激しい3Dフライト。そんな究極ともいえるパイロットのリクエストに応え欲しいパワーを全域で発生するため、O.S. SPEED 91HZ-R 3Dは生み出されました。 専用デザインとなるエンジンヘッドは、3Dフライトで一般的な30%ニトロ燃料に対応した燃焼室形状が与えられ、もちろん高い放熱性を誇る削り出しヘッド。同色のボディと合わせ、全身ブラックアルマイト仕上げのクールな外観を演出します。キャブレター口径も3Dフライトのパワーに合わせて適正サイズまで拡大、シリンダーのエキゾーストポート形状も、もちろん出力特性を鑑みた上での、最適化されたデザインに変更しています。また、激しい姿勢変化にも影響されず安定した燃料供給を誇るDRSの装備はそのままに、高回転化するクランクシャフトは、バランサー形状を見直し、上空飛行時の安定性をさらに高めました。
F3Cコンペティション専用 O.S.SPEED 91HZ-R 3C
スムーズかつパワフル。 FAI規定のF3Cフライトに求められるメリハリの利いたフライトパフォーマンスは、極めて高度な機体設計と、確実なエンジンパワーを要求します。F3Cフライトに必要なパワー特性に絞り込み、最適のチューニングを施したこのコンペティションエンジンは、F3Cの常用回転域に合わせ、キャブレター口径を最大限まで拡大、またエキゾーストポートの形状も、もちろん専用のものとしています。また安定したホバリング性能や上空での安定飛行のため、振動の徹底的な低減化を追求し、クランクシャフトバランサーのデザインも変更。さらにF3Cフライトで効果を発揮するニードルコントロールレバーも標準装備していますので、飛行中に送信機からの操作で、ニードル調整を行う事も可能となっています。F3Cコンペティション・フライヤーにこそ使って頂きたい、究極のF3C専用エンジン、O.S. SPEED 91HZ-R 3Cの誕生です
シリンダーヘッド
3D、そしてF3C,それぞれ、フライヤーが必要とするパワー特性に合わせ、エンジンヘッドの形状も専用のものとしました。3Dパイロットには、漆黒のブラックヘッド、 F3Cコンペティターには、真紅のレッドヘッドと、それぞれにカラーアルマイトとレーザーマーキングを施した専用仕様となっています。
F3Cと3Dのそれぞれの飛行特性に合わせた出力を生み出すため、キャブレターも異なるデザインの専用設計としています。F3C用(左)は高回転に対応するためキャブレター口径を最大値まで拡大、さらにインフライト・ニードルコントロールアームも備えています。3D用も、フライト特性に合わせたキャブレター口径を設定しました。ニードル部は定評あるツインニードルを搭載。パイロットが狙った中速と高速のシビアなセッティングにきっちりと対応します。
シリンダーライナー
シリンダー内のエキゾーストポート形状も3DとF3C、それぞれの常用回転域に合わせて設計を変更しています。3Cは特に高い回転域での安定した出力の確保、一方の3Dは過激な姿勢変化にも影響を受けにくい、トルクフルな出力特性を目指しています。
クランクシャフト
安定したパワーとトルクを確実に得るため、クランクシャフトもO.S.SPEEDバージョンとして、専用のデザインを施しています。特に高回転時の振動発生を抑えるため、バランサー形状ももちろん変更しました。それぞれの高回転時におけるバイブレーションの低さは、必ずやパイロットに必ず満足頂けるレベルに仕上がっています。
DRS(デマンドレギュレーターシステム)
パイロットが要求する機体の動きに対して、常に理想の混合気を供給するDRS。バックプレートに立ったニップルから得られる一時圧縮がワンウェイバルブを介して燃料タンクを加圧し、燃料がレギュレーターまで圧送されます。レギュレーターはスロットル開度によってベンチュリー内に発生する負圧を常に感知し、開閉度に合わせてチェックバルブをコントロール、安定した燃料を供給します。
(写真をクリックするとDRSのしくみがご覧になれます。)
カバープレート
カバープレート部にはFutabaから発売予定のガバナー用バックプレートセンサーがビルドイン可能な取付穴を装備しています。